クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

経過報告

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Eに対する罪悪感はあるものの、俺はAとデートに行った。飯を食うて、カラオケに行って、お茶して帰った。Aは人が歌うのを聴くのが好きだから、とカラオケには来てくれるが、一曲も歌わない。そんな子だった。Aは俺の歌を褒めてくれた。事あるごとに俺を立ててくれた。良くも悪くも、Aは俺の予想通りのタイプの子だった。とても優しい子だった。小説が好きな子で趣味も合った。

だけど、かなり俺が引っ張ていかなければいけないタイプの子でもあると思った。そうしなければ、おそらくこれ以上は進展は望めないだろう。俺が年上であるし、男としては当然だと言われるかもしれないが、残念ながら俺は引っ張っていくタイプではない。できるだけの努力はしている。が、やはり疲弊してしまうし、自信もない。Aが俺を褒めてくれるたびに、気を使わせてしまってるのかな、と思ってしまう。

その点、Eと一緒にいる方が気は楽なのかもしれない。なによりEはフットワークが軽い。急な予定が入ってデートがふいになってもすぐに代替案を出してくれるようなところがある。LINEのやりとりにしても俺に対して過剰に気を使っていないのでレスポンスも早くて、楽しい。

Aは必ず返信はあるのだけれど、LINEでのやりとりが苦手なのか、言葉を選び過ぎてしまうのか、わからないけれど、1日1通が限界で、俺としては気を使われてるみたいでやはり寂しい。だが、もし言葉を選び過ぎてしまう故だとしたら、それこそ俺がずっと求めていた誠実さのようなものではなかったか。もしかしたらAも俺と同じで、自分の懐に入ろうとするものを手をひろげて抱き締める事のできない人なのではないか。

だとしたら、俺は...。俺はいったいどうすればいいんだ。選べない...。そんな立場でもないくせに。俺はクズ野郎だ。