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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士

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君に届け (1) (マーガレットコミックス (4061))

君に届け (1) (マーガレットコミックス (4061))

とある友人が、「君に届け」っていう少女マンガをすすめてきた。
なんでも、「とにかく泣ける」らしい。
そいつは「2巻が最高にヤバかった」らしく、「泣きすぎて目が腫れた」し、「お願いだから読んでみて」とまで言っている。


まったく、少女マンガでぴいぴい泣くなんていうのは日本男児の風上にもおけぬ輩であり、
僕のような生粋の「漢」には聞き捨てならんことだ。
おにぎりのことを「にぎりめし」と呼び、
具は入れずに塩味オンリーでかっ喰らって「こいつが一番じゃ」と言うような僕に、少女マンガとは!


こんなもん完全な侮辱であり、なにが「君に届け」だと、俺には絶対届かんぞと、半ギレで握り飯をほおばる日々だったのだけれど、このあいだブックオフへと行った折、ふとこれが目についた。
で、ためしにだ。ほんと、軽い気持ちで、1巻から読んでみたんだが、まあね、あのね、読んでみるとね。

第1話で号泣。

2巻もクソも第1巻第1話から完全に泣けるんですよ。びっくりしますよ。
しかも、「ウルッとくる」とかそういう甘っちょろい次元じゃなくて、身体からすべての水分が溢れ出したような号泣。
店員に見られたら確実に上司に報告されそうな号泣。
「店長、水漏れです!」「トイレが!?」「客が!」って感じの号泣。

で、もう夢中になって第2話、第3話と読み進めていき、涙と鼻水をだらだら流し、
2巻に辿り着く前からすでに一晩泣き明かしたOLみたいな顔になってる自分がいた。
涙はすでに出し尽くした、って感じだった。誰かの腕で安らかに眠りたい気分だった。

そして、そんな状態で問題の2巻を読んだところ、号泣のレベルがもう一段階上がった。
信じられない。すでにトップギアで泣いていたのだ。
なのに、それなのにである。号泣の向こう側が見えた。
今、分かった。
桜舞い落ちるぼんやりとした柔らかな春の日差しの中、「スーパーサイヤ人の壁をもうひとつ超える」って言葉の意味が分かったんだ。

もうね、主人公の気持ちにいちいち感情移入しちゃうし、ほんとバカにしてすいませんでした。
これからはおにぎりにナッツチョコ入れて、「ライスボールおいしい!」って言います。
僕みたいなもんは。