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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

間合いの無い密着状態から全身のバネのみで繰り出すとっておきのアレ

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はじめてビリヤードをプレイした。楽しかった。
これまで、「昨日も玉を突きに行ってさー」などと話すのを聞いても、「この下ネタ野郎が」と思う程度だったのだが、ビリヤードのこと、ずいぶん見直した。


さて、はじめてのビリヤードということで、僕は自分の番になるたび、元気いっぱいキューで玉を突こうとしてたのだが、まあ、基本的に、棒の先端が玉の上部にカスッと触れるだけだった。
そして玉はいつも、微風にたなびくように、数センチだけ転がっていた。
その度に同僚たちは乾いた笑い声を室内に響かせ、「まあ、クソログ君は初心者ですからねえ…」と、
一斉に中指でメガネの位置を直していた。

完全に馬鹿にされている。


えーと、一つ、言っておきたい。
僕は別に、技術の未熟さゆえにそのようなことをしたのではないのである。
ビリヤードの玉って、とても悲しい遊具だと思うのだ。
日々、幾人もの人にキューで突かれ、自らの意思とは無関係に転がり、他の玉との衝突を繰り返し、最終的には暗い穴に落ちてゆく。
まるで人間の一生のようだ。
それを見ていると、僕は何とも言えぬ悲しい気持ちになり、そして、玉のことを少しでも慰めてやりたくなったのである。

「突く」なんて選択肢は、もう完全に消えていた。だから僕は、キューでそっと玉の頭を撫でたのだ。
人生における苦しみは、他者の優しさによって和らげられると知っているから。
確かに勝負には惨敗した。
だが今、そのことにどれほどの意味があるだろう?

ビリヤード超むずかしい。

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