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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

庶民

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僕が求めていたもの、それは経済的成功ではなかった。

贅沢にもまったく興味がなかった。
ただ僕は庶民になりたくなかった。
なんのために生きているかも、自分がなぜ生まれたかも分からず、何も知ろうとせず、何も考えようとせず、周りに合わせることばかりに躍起になって、幸せになるために生きているなんて言葉で誤魔化して、自分が何者であるかも分からず死んでいく。

そんな自分に対して毛ほども疑問を持たない。持とうとしない。
そんな「庶民」になりたくなかった。

自分のくだらない人生から目を背けるために、ワールドカップみたいな他人の祭りを必死になって応援する。
そんな庶民になりたくなかった。
他人を応援するなんて暇な庶民のやることだ。
本当に自分の人生を毎日必死に生きている人にそんな暇はない。
自分のくだらない人生を諦めた庶民にしかできないことだ。


そして、そんなくだらない人生もくだらないなりに良かったと自分に言い聞かせて納得して死んでいく、そんな庶民になりたくなかった。
なりたくなかったんだ。