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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

なぜ女は強い男に惹かれるのか

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いつだって女性は深く考えることなく常に強い種を持っていそうな男に惹かれる。モテるのはいつの時代もヤンキー、運動部のエースだ。
一方で、どれだけ誠実で真面目であっても、コミュニケーションに難があったり、自信がなかったり、流行からずれている男性は弱者として排除される。

なぜ女は強い男に惹かれるのか。

そこには単純明快な答えがある。女は弱い男の遺伝子を後世に残したくないからである。それは本能に根差したもので、あらゆる生物は種を絶やさないよう優秀な遺伝子を残すためにデザインされている。ヒトもその例外ではない。
狩猟採集を行っていた時代は腕力に優れ高い空間認識能力と闘争本能で獲物を仕留めることができる男が強い男だった。それが現代社会では経済力に置き換わった。経済力を背景とした弱肉強食の社会では、冴えない男、無能な男、自信のない男はたちまち淘汰されてしまう。女はそんな弱い男の遺伝子をもらって子供を育てても淘汰されてしまう確率が高いことを本能的に察知している。ヒトの子育ては他の生物と異なり多大な時間と労力とコストがかかるため、淘汰されるかもしれないへぼ遺伝子を持った子供を育てても投資行動に見合わないのだ。だから女が強い種に惹かれるのは当然であり、冴えない弱い種は恋愛対象から排除されてしまうのだ。

「隆夫さんってね、悪い人じゃもちろんないんだけど、正直言ってとても退屈なの。人間がどうだとか原子のスープがどうだとか、そんな話聞いてて面白いと思う?セ〇クスもとても幼稚なの。ただ父に半ば無理に勧められてね。「つまらん男だが結婚相手にはいいだろう」って。そう、まったくそのとおりの人。わかるでしょう?あなたも同じ女ですもの」

「南極の皇帝ペンギンの話なんですよ。無数のペンギンが岸壁でパタパタとやっているのは、彼らを食料にするアザラシがその海の下にいるかいないか判断つきかねて飛び込めずにいるんですね。しかしそのうち仲間の何匹かで後ろから押したりするものがでてくる。一羽が落ちればそこにアザラシがいるかどうか分かるわけです。その一羽は当然食べられてしまうわけですけが、こうした卑怯な行動というのが自然界には非常に多いのです。まあ、そこがリチャード・ドーキンスの指摘する利己的な遺伝子というわけなんですね。」

「愛は意味を持たない概念に過ぎないか。普遍的な愛なんてものは進化の過程においては何の意味も持たないと言われているんだよ。例えば母性という母親が持つ愛情は、精子よりたくさんの栄養をもつ卵子を提供している雌がその見返りを求めて子供に執着しているとも考えられる。すべての遺伝子が利己的であるという説が正しければ、生き物は皆本質的に孤独なんだ。こうして集う水鳥たちも人間だって一人ぼっちなんだ。生まれてくる時も死ぬ時も。」



(「高校教師」より)