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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

余は如何にして脱社畜ブログのアンチとなりし乎

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僕のようになんの背景も力も持たぬ、ドヤ街の雑魚チンピラが「アンチ」だなんだと喚いたところでかすり傷一つつけられないことは分かった上で言いたい。

なぜ僕がブラック企業を憎みながらも彼に賛同できないか。その答えは彼の著書の中にある。

脱社畜の働き方?会社に人生を支配されない34の思考法

脱社畜の働き方?会社に人生を支配されない34の思考法


そこには、彼が社会に出て働くのが嫌で在学中に起業をしたエピソードがある。
おそらくブログの焼き直しでは本としてのバリューがあまりないので盛り込んだエピソードなのだろうが、この起業エピソードは蛇足というか失策だったのではないかと思う。

というのは、彼はよく日本の社会や組織の在り方を非難しているわけだけど、彼自身がその理想的な会社を作れていないことを露呈してしまっているからだ。

滞りなく賃金を支払い、有給休暇は自由に消化できて、残業は少なく、リストラはなく安定していて・・・。そんな会社。

もちろんそれが理想的な会社ってのは誰もが分かっていることなんだけど、あなた自身起業をしておきながら、従業員を雇うどころか自分すらも食べさせることができていないじゃないですかっていう話になっちゃう。

企業は出勤するだけで金が生まれる打ち出の小槌じゃないんだから、従業員に給料を支払うために利益を生まなきゃならない。生き残っていくには競争も迫られる。ブラック企業ってその歪から生まれてくるものだと思うんですよ。

で、それを実体験から知っているはずなのに、自分ができもしないのに、社会や組織の在り方を非難したところで、「なんで地球は丸いんだ」って憤ってるのと同じですよって話。

で、憤るのはいいんですよ。

問題は彼の原動力が「社会を良くしたい」みたいな青臭いことじゃなくてphaなどと同様に「働きたくない」というところがスタート地点だってこと。

本当は単に「働きたくない」だけなんだけど、その「働きたくない」感情を正当化するために、日本のブラック企業問題というマーケットを利用したってだけなんだよ。たぶん。むしろ日本の企業がブラックだらけでラッキーって感じなわけ。それをネタにコンテンツ作ったり、働かない理由ができるから。

もし、日本が何の問題もない優良企業だらけだったら商売あがったりなわけよ。そのほうが困るわけ。弱者を利用できなくなるし、世間の同調圧力で組織で働かなきゃいけなくなるから。

注意していただきたいのは「働きたくない」っていう感情そのものを否定したいんじゃなくて(僕だってできれば働きたくない)本当は単に働きたくないだけなのに、社会や会社の悪習を非難しても絵に描いた餅でしかないってこと。だって、自分自身がその理想郷を作れてないんだから。