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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

バックラーの称号

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会社をバックレる人は少なくない。

僕も内定が出た会社をすぐに辞めたことがある。1日目に違和感を感じて二日目で辞めることを決意した。

面接での説明と実際の業務内容に乖離があるとか、細かな理由はいろいろあったんだけど、2~3時間以上の早出が行われていたことに加え、初日から3時間以上残業させられたことが決定打となった。


通常会社は新入社員に対して賃金や労働時間といった条件を書面にて明示(説明)をしなければならないんだけど、そういったものが一切ない会社だった。
ちなみにこれは労働基準法第15条に抵触しており、違反については30万円以下の罰則が定められている。

労働基準法第15条(労働条件の明示)
使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。


やたら多い人数を募集していたし、冷静になってみれば違和感のある会社だったんだけど、そのときは中々就職が決まらず焦っていて、すぐに入社を決めてしまった。
焦っても何もいいことはない。


1日、2日働いてみて、「これは駄目だ」と思ったら決断は早いほうが良いと思う。初日から直観的にダメだと感じた職場に勤めてもおそらく結局長くは続かない。
下手に1カ月くらい我慢して働いてしまうと、雇用保険の加入手続きの履歴が残ってしまい、辞めたときに1カ月で退職したという汚点だけが残ってしまう。
この経歴を履歴書に書かずに就職活動を行うと経歴詐称となってしまうのだ。
企業側にとっても、どうせ辞めるなら数カ月在籍されるよりもさっさと辞めてもらった方が、余計なコストがかからなくて済むはずだ。


ちなみに辞めるとき、僕も「電話」という選択肢をとった。
「退職願を持って来い」とか妙な引き留めなどの懸念があったけど、僕のときは、特に罵倒などもなく「あ、そうですか。はい。わかりました。ツーツーツー・・・」とこちらに退職の意があることが分かった瞬間に一方的に電話を切られて事なきをえた。幸い、特に契約書も交わしていなかったし、制服など会社からの支給物もなかったのでなんの後腐れもなかった。

おそらく僕のようにすぐに会社を去る人間は1人や2人ではなかったのだろう。だから社会保険の手続きなどもしていなかった。
先輩社員からはやたら腫物を触るかのような扱いを受けたのを覚えている。それだけ辞める人間が多いということだ。

結局、二日分の給料は支払われなかったが、こちらの都合で辞めて多少なりとも迷惑をかけた部分もあったし、さっさと縁を切りたかったので、給料なんてどうでもよかった。

このようにして僕はC級バックラーの称号を得たのである。

S級バックラー
伝説の存在。給料と称して、売場の物やレジの金を強奪して消える最強のバックラー。場合によってはブタ箱逝きであることから、 バックラーからも畏怖の対象として見られている。

A級バックラー
活力みなぎる若者の主流。トイレの便器から外れた位置にウンコをする、売場を荒らす、勤務中に姿を消すなど、職場への迷惑行為をしてバックレる 漢の中の漢。世間からは概ね理解を得られぬが、その反骨精神溢れる姿は一部からは熱狂的な支持を得ている。

B級バックラー
仕事を覚えて、職場の主力に近い立場を取得した後、消える。そのバックレ 効果は絶大であり、職場に致命的なダメージを与えることもある。忍耐力の あるバックラー、という資質が必要となり、労働時間が長くなる為、C級
バックラーと比較すると少数である。

C級バックラー
入って数日、もしくは1,2週間で消える。職場への被害は極僅かだが、 バックラー本人の貴重な時間を無駄にすることなく、ストレスも最小限で 抑えられるため将来性バツグン。




ブロンズバックラー
即日消える豪の者達。わずか一日で職場を見極めなければならないため、かなりの判断力は要求される。

ゴールドバックラー
数時間、あるいは数分で勤務中に消える。もはや幻。彼らは本当に存在 したのか?職場に、自信の存在を疑わせるほどの光速バックレ技術は黄金聖闘士に匹敵。

置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎単行本)

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