読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

生まれてすみません

スポンサーリンク
なんだろう。なんだか苦しくて苦しくて仕方がない。
特別何かしたわけでも何かされたわけでもない、にもかかわらず何か苦しくて仕方がない。
不安と恐怖で押しつぶされそうな感覚。
いったい何を怯えているのか。自分でもよく分からない。また、そんな自分に対する苛立ち。
いったい僕は何と戦ってるんだ?


「キーポイントは弱さなんだ」と鼠は言った。
「全てはそこから始まってるんだ。きっとその弱さを君は理解できないよ」
「人はみんな弱い」
「一般論だよ」と言って鼠は何度か指を鳴らした。
「一般論をいくら並べても人はどこにも行けない。俺は今とても個人的な話をしてるんだ」
僕は黙った。
「弱さというのは体の中で腐っていくものなんだ。
まるで壊疽みたいにさ。僕は十代の半ばから
ずっとそれを感じつづけていたんだよ」
「たぶん君にはわからないだろうな」と鼠は続けた。
「君にはそういう面はないからね。しかしとにかく、それが弱さなんだ。弱さというのは遺伝病と同じなんだよ。どれだけわかっていても、自分でなおすことはできないんだ」
「何に対する弱さなんだ?」
「全てだよ。道徳的な弱さ、意識の弱さ、そして存在そのものの弱さ」


僕はこの歳になるまでずっと弱さを払拭できないでいた。弱さをよりどころにして生きてきた。要するに大人になれなかった。精神的に成長することができなかった。
でも時間を巻き戻すことはできない。今この瞬間も時間は過ぎ去っていく。
そうして積もり積もったツケの大きさに慄然とする。
そのツケを清算するには、とてつもない努力を要するのだ。そして時が経てば経つほどそれは膨張していく。

そしてどんどん身動きがとれなくなっていく。

僕は「鼠」のように死ぬしかないのか?
いや、僕には死ぬ勇気すらない。
でも生きていることが面倒臭くて仕方がない。

頭が痛い。消え去りたい。楽になりたい。とにかく苦しくて苦しくて仕方がない。
そしてなんでこんなに苦しいのかも分からない。