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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

匿名性を失うことのリスクについて

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以前に「プライバシーって貴重だよね」っていう記事を書いたんだけど、それ対して、イケダハヤトさんから「おおげさだなぁw 四六時中は監視されないですよ。」とツイートされていた。

さらに、

とある。


オーケーオーケー。こういった、文面通りにしか物事を理解できない想像力の乏しい人たちのために、もう少し具体例を挙げながら、今一度プライバシーについて考えてみたい。


匿名性を失うことのリスクがもっとも顕在化する時っていつだと思う?
そう、その人間が「スキャンダル」を起こした時なんだよ。


例えば、芸能人とかが不倫騒動を起こしたら、謝罪会見とか開いて「お騒がせしてすみませんでした」って謝ってるけど、僕はあれを見るたびに何にも謝る必要なんて無いのになあって思うんだよ。いや、もちろんに当事者には謝らないといけないよ。だけど世間に謝罪するのはなんだか変だよね。だって「お騒がせ」って言うけど、周りの連中が勝手に騒いでるだけで、一般人だったら不倫したからっていちいち世間に謝罪とかしないでしょ?
でも有名人なら謝罪しないと、世間のバッシングが強すぎて、まともに外も歩けなくなっちゃう。
でも、匿名の一般人であれば、世間からバッシングを浴びることもないし、いくらでもやり直しがきくわけ。

そんな感じで、有名人になってプライバシーを放棄すると、いろいろ不自由なことが出てくる。

他には、生活保護の不正受給とかで問題になった有名人とかいたよね?
あんなスキャンダル起こして世間に顔と名前が広まっちゃうと、ちょっと気楽にコンビニに出かけただけで、「ああこの人不正受給してた人じゃん。最低。人間のクズ」っていう目で見られちゃうじゃない。
で、ほとんど大半の人にとってはそういうのってキツいわけよ。生きづらいわけよ。
自分の知らない不特定多数の人間から蔑みの目で見られるのって辛いわけよ。普通の人間は。

イケハヤは自分は絶対にスキャンダルなんて起こさないって思ってるかもしれないけどさ、スキャンダルを起こそうと思って起こしてる人なんて誰もいないんだよ。人間誰しも失敗を犯すものなんだよ。自身が予期しないことでね。
そんで、殺人とか取り返しのつかないことでなけば、本来人間っていくらでも人生やり直しできると思うわけ。でもさ。いくら改心してやり直そうと思っても、世間から「あいつは人間のクズ」って思われてたら、再起しようにもできないわけよ。だって、どんなに改心していようと、街歩くたびに「あ、人間のクズだ」っていう目で見られちゃうんだぜ?匿名じゃないばっかりにね。
そうしたスキャンダルを起こした後に、信頼を快復するのって本当に難しい。不特定多数の人に自分の顔と名前と過去の所業が知れ渡ってしまってるから一般人のように、全ての人間関係をリセットすることもできないんだよ。

最近で言えば、ヒカキンなんかも画像の無断転載でスキャンダルになってたよね。インターネットで成功するには、たくさんの評判を集めて有名になることが不可欠なんだけど、一方でネガティブな評判もあっという間に増殖しちゃうから、ちょっとした間違いが、とてつもない打撃につながることだってある。


イケハヤは、実名かつ顔出しで結構「社畜と家畜の共通点」みたいな人の怒りを買うかもしれないセンセーショナルな記事書いてるわけだけどさ、そういう記事が原因で自分の子供が学校でいじめられたりする可能性だってあるわけじゃん。
でも、匿名だったらそういうリスクもないわけじゃん。で、転校してやり直そうと思っても、匿名じゃないから、またいじめられるかもしんないじゃん。
でさ、そんなの「いじめる人間が悪いんじゃねえの?」っていうのはすごく簡単なんだけど、そういう人間たちを相手にしなきゃならないっていう煩わしい現実は実際にあるわけじゃん。

で、僕が言いたいのは、プライバシーを失うことが良いとか悪いとかじゃなくて、匿名だったらそういうリスクがそもそも無いよねっていうことと、それを失っても本当にいいのか一度冷静になって考えるべきだよねってことなんだよ。

でもさ、イケハヤもここまで僕が書いてきたようなことは分かってるとは思うんだよ。でもプライバシーって一度失うと二度と取り戻せない不可逆なものだから、失ってしまったなら、もうそれを肯定して生きていくしかないんだよね。
そうしないと心が保ってられないだけなんだ。

文章を書くのも本当はそこまで好きじゃないのに、ただ会社勤めが辛くてそれから逃げ出したかっただけなのに、それを認めてしまうと心が壊れてしまうから、ただひたすら自己肯定するしかなくて、ここまできてしまっただけなのにね。