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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

多くの人は自由なんて欲しくないし、人生なんか変えたくない

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皆が皆やりたいことや、好きな事なんかやると世の中回らなくなるんじゃないか、と言う人がいます。
だけれど、結局のところ皆が皆やりたいことをやろうとはしないのだろうという気がする。

多くの人は今手にしている物を捨ててまで自由になんかなりたくないのです。日々、自分がやりたいことを考えるよりも、やるべきことがあらかじめある方が良いと考えている人は案外多い。いわゆる「普通」や「人並み」などといったありもしない価値観にしがみついて生きるほうが楽なことだってあるのです。

人間は習慣の動物なので、一度やりたくもないことをして生活をするパターンが身に付くと、そっちの方が慣れ親しんだ感じがするようになります。人生や自分を変革する面倒な作業よりも、日々の生活に追われる方がよいと考えるようになります。

人間は社会的な動物で、何万年も前から群れの中で生きてきました。そしてこれからもそうでしょう。
だから人は何かに所属していないということに根源的に不安や恐怖を感じるようになっているのです。
就職活動がうまくいかなかったり、リストラなどによって絶望するのは、生活費を得られないといった金銭的な理由だけではなく、どこにも所属していないという状態にとてつもない不安や焦燥、抵抗を感じるからでしょう。
ましてや大学生などは、一般的に、小さな頃からずっと「学校」というコミュニティに所属して現在に至るのですから、就職活動がうまくいかなければ、初めてどこにも所属していない状態になります、それは大抵の人にとっては耐え難いことです。だから「やりたいこと」なんて言っている余裕は無く「とりあえず、とにかく就職」ということになります。

多くの人は自由になんてなりたくない。自由を恐怖し、世間体を重んじ、「自分」ではなく「記号」になり人から承認されることや、依存出来る場所を求めている。
これほどまで、自由の価値が貶められた時代は無い。

だから、やりたいことしかしない人だらけになって社会が回らなくなるというのは杞憂ではないかと思います。
人生を変えたり、自由を得ようとする人の多くはそうせざるを得なかった人たちばかりなのですから。

自由からの逃走 新版

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