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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

リズムのよい文章を書くためには

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人に文章を読んでもらうにはリズムが大切です。リズムの悪い文章は読みづらく苦痛だからです。
例えば、取扱い説明書がつまらないのは、その文章にリズムがないからです。

村上春樹は日本で最も読まれている小説家ですが、文章の書き方を誰かから教わったり、特に勉強したりしなかったそうです。では何から書き方を学んだかというと、それは音楽です。
なぜ音楽かというと、そこにリズムがあるからで、音楽の持つリズム性を文章に取り入れているわけですね。
実際、村上春樹の作品はストーリーは難解ですが、読みやすいものが多いです。
他にも、リズム感の良いを文章を書いた作家として、よく太宰治が挙げられます。

では、どうすればリズムの良い文章を書くことができるのでしょうか。先に挙げた人たちの作品を読んで参考にすればいいのでしょうか。それも一つの手かもしれませんが、これから紹介する方法を試してみるだけでも、リズムの良い文章に近づけることができます。

句読点と改行を意識する

文章のリズム形成には句読点が大きく寄与しています。句読点は、文意を明確にして読者の理解を助けるだけでなく、文字と文字の間に物理的なスペースをつくり、見た瞬間に「ここで切れるんだな」と分からせてくれる効果があります。1行の間に句読点を一つは入れることを意識すると、文章の視覚的なリズムが良くなります。
また、改行のタイミングを早めることもリズムを生む上で大切なことです。
改行のないまま10行、20行と続くとどうしても圧迫感が出てきます。圧迫感は視覚的なリズムを損ないます。こうなるといくら句読点を打ったところで解消できるものではありません。
改行を適度に行うことで、余白が生まれ、圧迫感を解消することができます。
それに、改行には強調したいことがわかってもらえる効果があります。改行がないと強調したいメッセージが他の文章に埋もれてしまい、気づいてもらえないことがあるのです。


断定する

次に、文章にリズムを持たせるシンプルな方法としては、「断定を使う」ことが挙げられます。言い切ってしまうことです。断定の言葉には、それ自体に勢いがあり、リズムと切れ味があります。
しかし断定には、反発が持たれやすいというリスクを伴います。このことから日常生活でも避けられることが多い表現です。よって、断定を使った文章では、いつも以上に論理の正確性が求められます。特に断定した箇所の前後2~3行は細心の注意を払うことが大切です。


音読すると句読点を打つリズム感がつかめる

最後に、自分の書いた文章を音読することで、リズムの良し悪しを確認することができます。黙読に比べて音読はより能動的な行為のため、リズムの悪い部分を客観的に気づくことができます。
音読する際に確認したいのは、「読点の位置や数に違和感がないか」、「同じ言葉が何度も重複していないか」です。同じ言葉が何度も重なると、文章のリズムは途端に悪くなります。「それから」で始まった文のあとに、再度「それから」で始まる文や「~である」と締めた文のあとに、また「~である」とくるのはリズムが悪く、避けたいところです。

女のいない男たち

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晩年 (新潮文庫)

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