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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

収束的思考と拡散的思考

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IQ228のスーパーウーマンと道具としてのプログラミング - shi3zの長文日記

記事の内容とは関係ないが、以前からIQに関しては思うところがあったので、書き記しておきたい。

知能指数 - Wikipedia



あの人はIQが高いのにどうもパッとしない、子供の頃IQが高いと言われていたけれど今ではただの人、そんな人に心当りのある人もいるのではないだろうか。

そんなにIQが高いのになんでもっと世の中のためになることをしないのか、IQが高いのになぜあんな職業を?もっと他に解決すべき問題はあるのではないか?そんな風に思っている人もいるかもしれない。




人の思考プロセスは大きく2つに分けられる。
1つは収束的思考。これは既知の情報から論理的に思考や推論を進めていき、唯一の正解に正しくそして早く到達するための思考だ。
答えが1つしかない場合や、明確な答えのある問いを解くのに用いられる。
受験や資格試験などはこの収束的思考をはかるものと言ってよいだろう。


もう1つは拡散的思考。これは決まりきった答えがなく、複数の解答が考えられる場合に用いられる。既知の情報から様々に考えを巡らせるといった、いわば発想に用いられる思考だ。
例えば、「レンガにはどのような使い道がありますか?」といった問いに対する思考がそれに当たるが、答えの数も種類も人によって違うだろう。

この収束的思考、そして拡散的思考はアメリカの心理学者、ジョイ・ギルフォードによって提唱された。




以下はレーブン漸進的マトリクスと呼ばれる簡易IQテストで文化や母語に左右されない非言語のテストである。

http://www.iqtest.dk/main.swf

f:id:lets0720:20140926223221j:plain


実際にテストをしてみると分かるのだが、IQテストとは大雑把に言ってしまえば、収束的思考能力をはかるものなのだ。
IQの高い人間が、ある合理性を持って一つの答えにたどり着く能力が高いのは確かだろう。
だから、学業成績もIQの高い人間の方が優れている傾向にある。

しかし収束的思考に優れている人間が必ずしも拡散的思考に優れているとは限らない。

実際に、IQの高い人間と平凡な人間で、「○○の使い道として出来るだけ多くの数をあげよ」といった拡散的思考のテストをしたところ、平凡な人間の答えの方がバリエーションに富んでいたという結果もあるという。

あくまでIQが高い人間が拡散的思考能力が弱いというわけではなく、ある一定の知能指数になると拡散的思考能力に関しては相関がみられなくなるという話だ。
つまりIQ80の人間よりもIQ150の人間の方が拡散的思考に優れている傾向にあるといえるかもしれないが、IQ180の人間がIQ120の人間よりも拡散的思考に優れているとは限らないということである。

ノーベル賞受賞者精子バンクから生まれたドロン・ブレイクはIQ180を超える天才児だった。子供の頃からずば抜けた数理的能力を示したが、彼は結局研究者にはならなかった。
彼は印象深い言葉を残している。

「僕は人より多くの情報を素早く処理することができるけれど、天才ではないと思う。なぜなら、人が考えつかないようなことを思いつくわけじゃないから。」


IQが高い人間が大人になるとパッとしなくなる(ように見える)理由はここにあるのだと思う。学生の頃は問題を解くだけでよかったかもしれないが、社会人になれば、新たに問題を発見したり、新たなものを生み出したり、答えが一つでないことに対して、様々な答えを示すことに迫られることだってあるだろう。
ブレーンストーミングといった手法もあるように、そうして示されたものが一見、愚かしい答えに見えたとしても、突き詰めていけばそれが功を奏することだってあるのだ。



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