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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

生きることに迷った時に読みたい本7選

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誰しも生きるということに迷う時期があるものです。人の幸せって何だろうという、ある意味陳腐でありながら大切な問題についてじっくり考える上でヒントになった本を紹介します。


君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

15歳の男の子とおじさんが語り合うというスタイルの古典的な作品で、子供向けに書かれたものですが、大人が読み直しても深いものがあります。
この本を読んだ時、僕は人生に正面から向き合わないといけない、逃げてはならないんだと思いました。



アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)

  • 作者: パウロコエーリョ,Paulo Coelho,山川紘矢,山川亜希子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: ペーパーバック
  • 購入: 65人 クリック: 692回
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アンダルシア地方に住む少年がエジプトのピラミッドを目指して旅に出る物語です。
少年は最初、ピラミッドについては漠然とした知識と憧れしか持っていませんでした。
夢に向かって突き進む途中で、友人に騙されて全財産を失ったり、まだ夢の入り口に立つ前から思わぬ安住の地を得て、生活を変えるのが嫌になって葛藤したり、ピラミッドについて情報を得て深く知るにつれ、ピラミッドを見に行きたいという夢が、実は思った以上に困難だということが分かって、目の前が真っ暗になったりもします。
しかし、少年は「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従う」というある老人の言葉を信じ、とにかく前向きに夢の実現に向かって歩いていきます。
寓話風の物語なのですが、大人が読んでも大変示唆に富み、全編にわたって心に刺さる名セリフがたくさん登場します。何度も周囲の人たちから「もう終わった」などと陰口を言われながらも、自分のやりたいことを貫いて生きてきたような人にはぐっと心に刺さることでしょう。




ニコマコス倫理学〈上〉 (岩波文庫)

ニコマコス倫理学〈上〉 (岩波文庫)

この本は、幸福とは何か、よく生きるとはどういうことかについて、徹底的に思考を尽くして書かれた古典です。
これを読むことによって、幸福とは何かだけでなく、西洋の古典的な論理的な考え方を体得する鍛練ができます。少し難しい本ではありますが、論理的思考が身につくこと請け合いなのでとてもお得です。コンサルティング会社出身者がよく出しているロジカルシンキングのハウツー本のようなものよりも、何倍も役立つこと間違いなしです。




幸福論 (岩波文庫)

幸福論 (岩波文庫)

定番、アランの幸福論です。素晴らしい一節がたくさんあります。
今、自分が不機嫌なのも、嫌なことがあって落ち込んでいるのも、結局は血の巡りが悪いだけだったり、食べた物や量だったり、暑すぎたり、寒すぎたり、ずっと立ちっぱなしで疲れているだけだったりと、ちょっとした、すぐにでも改善できることの積み重ねに影響されていることが実は多いのです。
小さなことをくよくよと考えず、適度に忙しくすべきことをして、勤めて上機嫌になろうとするだけでも、意外と気分は変えられます。「ふりをして」忙しくしてみることも情念にがんじがらめにされないで生きるコツなのかもしれません。




ラッセル幸福論 (岩波文庫)

ラッセル幸福論 (岩波文庫)

内向きに生きて煮詰まるよりも、広い外の世界を見ていればきっと幸せになれると説いたのがラッセルの幸福論です。ラッセルの幸福論はアランの幸福論よりもロジカルです。外の世界は面白いことがたくさんあるのだから、内向きにならずに、好奇心の対象を外の世界に広げ続けていたら人間という動物は幸せになれるのだという、とても当たり前でかつ前向きな内容です。




ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)

この一瞬を楽しめと強調しつつ、生きることの嘆き、懐疑、希望、憧れを歌った詩集です。
好きなページを開いて、お酒でも飲みながら読みたい本です。




幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)

幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)

9編の童話がおさめられたとても短い本です。オスカー・ワイルドは斜に構えたところもあるので、社会風刺もたっぷり楽しめます。善意がとことん踏みにじられてそのままになったり、命を懸けた思いやりが手ひどい仕打ちで無視されたりと、必ずしもハッピーエンドではないところに、妙に現実感があります。詩人なので文章も格調高いです。大人になって再読すればとても味わい深いと思います。