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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

物の価値判断ができない人間ほど値段が高ければ高いほど価値があると思い込む

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化粧品が高すぎるといって消費者団体が問題にし、百円化粧品などというものが登場したころ、ある大手化粧品メーカーが主婦向けに、低価格の化粧品を売り出したことがあります。
もちろん品質には問題がなく、宣伝などを通じてそのことを強調したにも関わらず、この低価格化粧品は全く売れなかったそうです。
しかし、同じ製品を容器のデザインだけを変え、定価をぐっと高くつけたところ、今度は飛ぶように売れたのです。化粧品は高すぎると思っている当の主婦たちが、安い化粧品には見向きもしなかったというわけです。
このように、化粧品だけに限らず、ファッション性の強い洋服や宝石、アクセサリーなどは、どんなに品質がよくてもそれだけでは消費者の心をつかむことができません。こうしたものは、実用的価値ということは、ほとんど問題にされないからで、高価格という要素が加わってはじめて心理的価値が生じてくるのです。
つまり、「自分は高価なものを使っている」「自分は高級品を身につけている」といった満足感こそが買い手にとっては大事なのです。
若い女性のあいだで大人気だったブランド品がバーゲンセールに出るようになったところ、一気に人気が凋落し、見向きもされなくなったという例もあります。
こうした価格に伴う心理的価値観のために、人は感覚でさえ歪めてしまうこともあります。
考えてみれば値段が高ければいいものだと思うのは、あまりにも短絡的な思考パターンではありますが、多くの人はこの思考パターンから逃れられず、本当に高級かどうかわからないものに大金をはたいても惜しくないと思うのです。