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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

面白くて勉強にもなる!おすすめ経済小説

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経済小説の魅力は、ビジネス書や専門書では伝えきれない、経済のみなぎる躍動感をリアリティたっぷりに伝えてくれるところにあります。
抽象的でとっつきにくい経済の世界を、まるで目の前で起こっていることのように鮮やかに描いてくれます。
読者は生きた経済を下敷きにしたストーリーを読み進めるうちに、登場人物の境遇にわが身を重ねたり、共感したり、怒りを感じたりしながら、その世界に分け入ることができます。そして、登場人物たちの生の表情や声に触れながら、経済やビジネス、さらには人生の本質に迫っていくことができます。
経済小説はストーリー展開を楽しみながら経済やビジネスの情報を吸収できるので、生きた経済を学ぼうとするときの格好のテキストとなるのです。


マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

今、世界の国々では貧富の二極化が進行しています。日本では自宅以外の純資産が100万ドルを超える富裕層が百数万人もいます。そして、富裕層の増加と並行して、海外のタックスヘイヴンや銀行の秘密口座を悪用した脱税も横行しています。
日本の金融機関に勤務している者たちにグローバルな金融知識が欠如していること、マネーロンダリングの実態など、興味深いエピソードが満載です。



新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)

経済のグローバル化が進んだ90年代以降、外資系企業が日本に大挙して押し寄せ、多くの企業が買収されました。外資は、日本を食い物にする「ハゲタカ」か?それとも新しいビジネスモデルを導入する救世主か?そうした疑問に真向から挑んだ大作です。



エネルギー(上) (講談社文庫)

エネルギー(上) (講談社文庫)

エネルギー(下) (講談社文庫)

エネルギー(下) (講談社文庫)

どのような問題でも、それを解決しようとすれば多くの関係者の利害を調整しなければなりません。問題が大きくなればなるほど、また国境を超えた国際的な問題になればなるほど、利害調整はより困難なものとなるでしょう。国際的な商品の代表選手ともいうべき「石油」の確保は、まさにそうした課題をひとつひとつ克服したうえで実現できる、一筋縄ではいかない領域なのです。だからこそ読者は石油やエネルギーという切り口から実に奥深い世界を知ることができます。



希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

バブル崩壊後の日本は閉塞感に覆われ、大人たちは自信をなくしていました。それまで大人のやり方を見習って生きてきた子供たちは、目指すべきモデルを失ってしまいました。学校もとにかく勉強しろというだけで、どんな人間になればいいのかは示してくれません。
そのとき立ち上がったのが、中学生の集団です。「この国には何でもある。だが、希望だけがない」という憤りを胸に秘め、面倒な問題を先送りにしてきた大人たちに代わって、日本の社会、経済を変革するプランを実行に移していきます。



スギハラ・ダラー

スギハラ・ダラー

2001年の米国同時多発テロや2008年のリーマンショックは、相場を急落させた大事件。多くの投資家が痛手を受けたことは記憶に新しいです。しかし、そうした大事件が確実に起こるという情報を事前に知りえたならば、どうでしょうか。その投資家は間違いなく大儲けできます。為替でも株価指数の先物でもいい。前もって空売りし、下がりきったところで買い戻せば巨額の利益が転がり込みます。
タテ軸に歴史という時間の流れ、ヨコ軸に地球規模での空間の広がりを配置した、実にスリリングでスケールの大きい作品です。



平成三十年 (上) (朝日文庫)

平成三十年 (上) (朝日文庫)

平成三十年 (下) (朝日文庫)

平成三十年 (下) (朝日文庫)

日本の近未来を描いた警告の書です。
「何もしなかった日本」というサブタイルには、「そうあってはほしくない」という著者の願いとともに、「そうなる」可能性が暗に含まれています。
官僚主導、安全、平等、ことなかれ主義の思想がはびこっている間は何も変わりません。大改革が実現するのは難しく、ごくわずかな修正に終わるのが関の山です。



疾駆する夢

疾駆する夢

今でこそ、中国や韓国などのアジア企業に押されていますが、かつて日本には「世界の工場」「ものづくり大国」と呼ばれていた時代がありました。それを支えた日本柱は、エレクトロニクスと自動車です。しかし、太平洋戦争が終わった直後の日本は、自動車の普及など夢のまた夢と思われた時代。そのような状態から自動車大国になるまでには、筆舌に尽くしがたいドラマがありました。自動車という視点から、日本経済の戦後史を克明に描き切った大作です。



上海タイフーン

上海タイフーン

経済のグローバル化が進むと、文化や習慣が異なる様々な国の人たちともコミュニケーションを図ることが必要不可欠となってきます。そんなときに最も重要な点とはなんでしょうか。外国語の習得でしょうか。外国の文化や習慣を学ぶことでしょうか。いずれも大事なことではあります。
しかし、もっとも大切なのは、頭ごなしに怒鳴り散らしたり、相手を軽蔑したり、日本の常識を外国で強要したりしないことです。つまりは、違いを違いとして相手を認めてコミュニケーションする力を身につけていることではないでしょうか。生命力が満ち溢れた上海の街が舞台です。



燃える氷

燃える氷

資源不足が深刻化するなか、注目を集めているエネルギーにメタンハイドレートがあります。
メタンが水と結合し固形の結晶になったもので、「燃える氷」とも称されています。
エネルギーという点では、まさに八方塞がりのなかにある日本。ほとんど無尽蔵な埋蔵量を誇っているメタンハイドレートは、誠に魅力的なエネルギーのように考えられています。うまくいけば、まさにエネルギー不足を補って余りあるという点で、日本の救世主になる可能性を秘めています。
ただ、懸念される材料が多いこともまた事実です。地球温暖化をさらに促進し、巨大地震や富士山の噴火を誘発するといった、その開発が人々をとてつもないパニックに陥れる可能性も示唆されています。
そんな疑問に真向から切り込んだ作品です。


ポジ・スパイラル

ポジ・スパイラル

本書は「海の再生」という視点から環境問題への取り組みを描いた作品です。
環境の再生というと大気や森が真っ先にあげられますが、海もまた重要な意味を持っています。国土面積では60位の日本も、領海と排他的経済水域の面積では世界6位にランクされます。その事実を考えあわせると、海の重さもいっそう際立ったものになるはずです。