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クソログ

愛は、誰を救えるのだろうか?孤独という、あの深淵から……

抽象的に考えることの大切さ

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「抽象的」という言葉は「あいまいでわかりにくい」という意味を含んでいて、どちらかというとネガティブな印象があります。しかし抽象的に考えることは実はとても大事な能力です。

抽象とは簡単に言うと、物事のある性質を引き抜いて把握することです。抽象の「抽」は「抜く・引く」という意味で「象」は「様子・ありさま」のことです。

例えば「ヒト」と「キリン」の共通点は何でしょうか。
「ヒト」と「カエル」の共通点は何でしょうか。
「ヒト」と「ミジンコ」、「ヒト」と「サクラ」の共通点は何でしょうか。

正解の一例をあげると順に「哺乳動物」「脊椎動物」「動物」「生き物」となります。このように複数の物事の間に何かしらの共通性を考えることは、すなわちグループ分けをしてそこにラベル貼りをする作業です。
その作業をするとき、我々は必然的に、そこに並んでいる物事の外観や性質から特徴的な要素を引き抜き、どんなくくりで分類できそうかを考えます。これがまさに抽象的に考えることにほかなりません。
より多くの物事、より関係性の弱い物事をくくろうとするほど、そこにつけられるラベルはより多くのあいまいさを含むようになります。

「哺乳動物」と「生き物」を比べてみてもわかるとおり、後者のほうが概念の範囲が広く、その分だけあいまいさが増します。「抽象的=あいまい」というのはこのことです。

人間は抽象的に考えなければ、問題の本質をつかむことができません。
例えば消費者Aがこんなことを言っている。消費者Bがこんなクレームを出している。消費者Cはこんな感想を書いている・・・。
これら個別具体的な意見に共通する何かを見つけ出さなければ根本的な解決や創造ができないからです。